明治から昭和初期の時代には子供達の学習に使用する筆記具だったのですが現在は主に
子供の玩具(これも古いかな・・?)や鉄骨のけがきに使用します。
木材と違い鉄材は黒色に近いので白色の筆記具がベストなのです。またインクと違い少々の
水滴等が触れた程度では完全には消えないのですが手等で擦ればすぐに消えます。そんな所 も鉄骨には適しているのかも知れません。鍛冶屋職人の皆さんは洗濯の度にポケットからコイ ツが出て来ます(笑)。
@そのまま使用しても構わないのですが鉄骨建築は寸法精度が大事なので先を砥ぎます。こ
の様に高速カッターの側面(注・正式には切断砥石の側面は絶対使用してはいけない事にな ってます。よって反則技ですのでご注意下さい。)に斜めに石筆を当てます。(この時尖った部 位では無く直角の部位を砥ぎます。要するに貧乏削りみたいな感じです。何故なら「文字」と 「けがき」で使い分けするからです。)中心まで到達したら180度回転し反対側も同じく砥ぎま す。
Aこの様に砥げれば準備OKです。右側が「文字用」、左側が「けがき用」です。明らかに左側
の方が正確な線をけがけるのがご理解出来るかと思います。
B平らな面を指金に軽く当ててけがきます。先が丸くなったらまた砥ぎます。
C終了(ちょっと手ブレしました。ゴメンなさい。)
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