アチョ〜3 「シノ」



 正式にはシノ付きレンチとでも言うのでしょうか。先の尖った鉄棒の事をシノ棒と言います。ボ
ルトやナットを回すレンチ(スパナ)の一種です。レンチというのは米国式で、スパナというのは
英国式の呼び名であって本来同じ意味なのですが、口が開いたタイプをスパナと呼ぶのがな
ぜか日本では一般的になってます。大工さんの玄翁(げんのう)と匹敵するくらい鍛冶屋さんと
鉄骨鳶さんが頻繁に使用する工具です。こんな単純な作りの品物が!?と思われますが、実はこ
れが非常に使い道が多いのです。まるでアーミーナイフみたいですね・・・。



 主な使用例
 1・ボルト締める時。
 2・番線(材料等を縛る針金)を縛る時。
 3・ボルト孔を合わせる時。
 4・スラグ(溶接カス)の除去の時。
 5・バールの代用として。
 6・シャベルの代用として。
 7・大まかな孔径を知りたい時。
 8・ダンボール等を開封する時。
 9・ジャッキのハンドルを回転する時。
10・孫の手の代用!?(怒らないで下さい・・)


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