アチョ〜2 「水平器」



 水平器とは柱や片持ち梁などの水平及び垂直を出す為に用いる工具です。大工さんも使用
しますが、我々が使用する水平器にはマグネットが付いていて柱等の垂直も手を添える必要
が無く、大変便利です。水平、垂直のみならず45°や1/50勾配、1/100勾配が計測出来るタ
イプが主流になって来ています。


左右の三本のラインの一番内側に左右均等に接している状態が垂直です。三本の中央のライ
ンに気泡の端点が接すると1/100,両端のラインは1/50を示します。

ただコレにも裏技があります。部材に当てて気泡が中央部に来るよう左右どちらかの端部を部
材から離し部材との隙間の寸法を測ることによって任意の勾配も出ますし(アチョ〜1参照)、
仮に300mmの水平器があり、部材が1200mmで水平を出すと3mm水平器と部材との隙間があ
ると部材全体で12mm高さが違う事になります。


仮に水平器の全長を300mm、部材を900mmとして水平器を水平状態にします。指金で計測し
た寸法が15mmだとすると、部材右端を45mm上げるか、左端を45mm下げると水平が出ると予
測出来ます。


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