よくある疑問



鉄は錆びるでしょ?

 確かに鉄骨製品は環境によっては錆が発生しやすいです。よくベランダや外階段の手すりが錆びているのを見かけます。それに対し内階段や、壁や天井に覆われた柱や梁には、それほどの腐食は見当たりません。


 直接雨や風を受ける鉄骨階段やベランダ等は畳や障子と同じく定期的(2〜3年に一度)にワイヤーブラシ等で浮き錆びを剥がし、ペンキ塗りをされるのが長持ちさせるコツです。不慣れな方や高所作業の場合は信頼おけるプロの塗装店に御願いするのをおすすめします。そんなに定期的に頼むのが面倒な方には溶融亜鉛メッキをお勧めします。手間要らずで通常20年は何もしなくても宜しいとの事(メッキ工場談)。また、爪程度の面積までなら皮膜が欠損しても周囲の亜鉛が犠牲的保護作用をしてくれるので内部までは腐食されにくいそうです。
※解りやすい実験がありますので、試してみてください。
缶詰等に使用されるブリキ(錫メッキ)と屋根等に用いられるトタン(亜鉛メッキ)を用意して下さい。双方に釘で傷を付けて湿った空気中に放置してみてください。ブリキは真っ赤な錆が発生します。それに対してトタンは表面にやや白い錆が発生しますが、鉄の内部までは錆が発生しません。
 そんな理由からトタンがバケツに使用されるのです。
 亜鉛メッキは施工時にはある程度予算がかかりますが、長期的な事を考えるとコストダウンに繋がります。


 それならばと最近定番のアルミにしようとも考えられますが、明らかに強度が劣ります。また部分的な補修が難しいといったデメリットも有ります。
 最近は残念なことに日本も治安が悪くなり、空き巣に入られる被害が急増しています。よく見かけるのですが、雨戸やシャッター等の無い窓の格子は殆どの家庭でアルミ製の物が使用されています。これがあると、住民は安心しきってしまうそうですが、手で引張っても簡単に壊す事が出来てしまいます。セキュリティーを考えると鉄格子で、接合部は溶接もしくはねじ山を潰すのが「防犯の心得」として某TVニュース番組で取り上げられました。


 予算もあるし、強度も期待出来るからステンレススチール製にしようというお客様もいます。「ステンレスなら錆びないでしょ?」と言われるのですが、「ステンレススチール=錆びない」と言うのは間違いです。また実験になりますが不要なステンレスのスプーンでもあったら、食塩水にしばらく着けて置いて空気中で乾燥させて見て下さい・・・。「ステンレススチール=錆びにくい」と言うのが現実だと思います。


 これではなかなか結論が出ませんね・・・。金属素材にはそれぞれメリットとデメリットがあるって事ですね!部位や予算等を考慮して工事依頼することが大切です。色々迷わせる事ばかり書いてますが、新築やリフォームの参考になれば幸いです。





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